マネックスFX サービス終了が決まったFXサービスについて解説
マネックスFXはマネックス証券が提供するFXサービスです。
業界最低水準のスプレッドや少額取引が魅力のFXサービスですが、2022年にサービス終了することが発表されました。
そこで、本記事ではサービス終了までのスケジュールや終了後の流れについてまとめていきます。
また、利用できる期間は残り少ないですが、マネックスFXの特徴やメリット・デメリットについても解説します。
マネックスFXは2022年5月にサービス終了
冒頭でも述べたように、マネックスFXは2022年5月14日もってサービス終了することが公式から発表されています。
サービス終了後は同じマネックス証券が提供するFXサービス「FX PLUS」に口座移管されるとのこと。なお、サービス終了に伴って公式サイトでは新規口座開設申し込みはすでに停止しています。
すでにマネックスFXの口座を持っていた人は、2022年1月29日時点でポジションや残高が口座に残っていた場合や事前に取引継続の申し込みをしていた場合は、自動的に移管されます。

移管の対象外になると1月31日時点で新規取引が停止、4月29日に強制決済されるようです。
マネックスFXとFX PLUSの違い
サービス終了後に口座が移管されるFX PLUSもまた、マネックス証券が提供するFXサービス。この2つのサービスの取引における大きく異なる点はスプレッドとレバレッジです。
マネックスFXではスプレッドは注文数量によって異なっていましたが、FX PLUSでは原則固定となります。米ドル/円などは最狭水準の0.2銭のまま固定となったため、通貨ペアによってはコストが抑えられます。
レバレッジに関してはマネックスFXでは1、2、5、10、25倍で自由に設定可能でしたが、FX PLUSでは25倍に固定されます。最大レバレッジが選べるのがマネックスFXの特徴の一つでしたが、移管後は固定レバレッジで取引する必要があります。
ただ、必要証拠金を少なくするために最大レバレッジで取引したいという人にとっては、あまり問題にならないのかもしれませんね。
マネックスFXの概要・特徴
マネックスFXのサービス概要や特徴はこちら。

海外株式投資の分野で注目されるマネックス証券によって運営されているマネックスFX。大手ネット証券が運営しているということで、サービスには安心感があります。
また、業界最狭水準のスプレッドとなっている点も魅力。初心者から上級者まで幅広く利用できるFXサービスといえるでしょう。
次章では、そんなマネックスFXを利用するメリットについて見ていきます。
マネックスFXのメリット
マネックスFXを利用するうえでのメリットはこちら。
- 少額から取引可能
- 便利な取引ツール
- 情報コンテンツが豊富
順に見ていきます。
少額から取引可能
マネックスFXは最低取引単位1,000通貨から取引が可能です。
例えば、米ドル/円であれば4,000円ほどで取引することができます。まとまった資金を用意する必要がなく、手軽に取引ができる点はうれしいポイントとなります。
便利な取引ツール
マネックスFXでは様々な取引ツールが提供されています。
基本的なツールである「MonexFX ブラウザツール」や素早い注文、高度な分析に対応する高機能ツール「MonexFX SPEED」などトレーダーの取引スタイルや環境に合わせたツールが展開されています。
スマホ向けの取引アプリ「MonexFX SPEED スマートフォン」もあるため、外出先や空き時間での取引も可能です。
情報コンテンツが豊富
マネックスFXの公式サイトには初心者向けの学習コンテンツやアナリストのコラムレポートがあります。
テクニカルアナリストとして有名な陳満咲杜氏やマネックス証券のチーフストラテジストの広木隆氏など珠玉のコラムが閲覧できます。
これらの情報を見ることで、分析や取引に役立てることができるでしょう。
マネックスFXのデメリット
メリットだけでなくデメリットにも目を向けておきましょう。
マネックスFXを利用するデメリットはこちら。
- 取り扱い通貨ペアが少ない
- 注文数量が増えるほどスプレッドが広がる
それぞれ注意するポイントとして確認していきます。
取り扱い通貨ペアが少ない
マネックスFXの取り扱い通貨ペアは全部で16種類。DMM FXなど一般的な国内FX会社では20種類以上あるのと比較するとやや少ない印象です。
また、外貨同士の通貨ペアがユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルの3種類しかありません。
外貨メインで取引したい人にとってはあまり魅力的に感じないかもしれません。
注文数量が増えるほどスプレッドが広がる
マネックスFXでは、注文時の取引量が多いとスプレッドが広がってしまいます。

1万通貨までの注文なら狭いスプレッドで取引できますが、1万通貨以上だとスプレッドが広がる仕組みです。
大口の注文になるほどコストがかかってしまう点には注意が必要です。
マネックスFXの評判
ネットでのマネックスFXの評判を集めました。
利用者からの評判はおおむね好評なようです。
ネット証券大手なので安心感があります。株式投資をやっていれば為替トレードがやりたくなりますし、為替トレードをしていると株式の動きが予想できるようになりますので、株式投資をしたくなります。マネックス証券は株式の口座と為替の口座の資金移動がスムーズに簡単にできてとても便利です。ブログなどの情報が多いので、マネックス証券に対して親しみが持てます。
coindesk Japan
私はメイン口座である国内のFX口座として、「マネックスFX」を利用させて頂いているが、幸い全く不満が無い。 約定拒否や滑るという事態とも無縁である。 マネックスFXは優良業者であると言えそうだ。
Twitter
一方で一部では以下のような声も出ています。
ツールのチャート機能が貧弱で、幾つかの通過を比較するためひとつのチャートで重ねて表示出来ない。
オリコン顧客満足度ランキング
アナリストレポートやマーケット情報は、一般的な情報が多く、それほど役に立たない。
オリコン顧客満足度ランキング
取引ツールのチャート機能やレポート情報などに不満に感じる利用者もいるようです。
マネックスFXのまとめ
ネット証券大手のマネックス証券が提供するマネックスFXですが、2022年にサービス終了が発表されています。その後は同じマネックス証券のFX PLUSに口座移管されるため、継続したい人はそのまま利用できます。ただ、取引ルールなどが若干変わっているところもあるため、注意しておきましょう。
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